上武大が終盤の猛攻で13年優勝以来、9年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
0-0で迎えた7回裏1死。打席に向かう島村大樹内野手(3年=大宮東)に谷口英規監督(52)がささやいた。「当てにいくバッティングだけはなし。しっかり振り切れ」。島村はその言葉を信じ、甘く入った127キロのスライダーを振り切ると、打球は真っすぐ右翼スタンドへ吸い込まれていった。自身、公式戦初となる先制のソロ。島村は8回にも2死満塁から左越え適時三塁打を放ち、4打数2安打4打点の活躍で勝利に導いた。
投げては今秋のドラフト候補に挙がる最速153キロ右腕、加藤泰靖投手(4年=志学館)が、140キロ中盤の真っすぐを中心に、安定した制球で6回を投げ4安打無失点。上村嶺投手(4年=文徳)、新谷晴投手(4年=日本文理)とつなぎ、完封リレーで試合を締めた。
悲願の4強の壁を破った。13年の優勝以来、5回出場し、4強進出は4回。谷口監督は「選手もプレッシャーがあったと思う。目標は達成できたと思います」とたたえたが、選手たちはその先を見つめている。先発の加藤は「日本一を目標に取り組んできた」とキッパリ。今年のチームスローガン「思いを形に」を胸に、日本一を実現する。



