首位ソフトバンクにゲーム差なしに迫った西武が、球宴前の勝負の9連戦前にコロナの試練に見舞われた。15日、滝沢夏央内野手(18)、熊代聖人外野手(33)、隅田知一郎投手(22)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

3人とも無症状で、濃厚接触の疑いのある関係者がいないのは不幸中の幸いだが、特にショートは緊急事態となる。正遊撃手の源田が陽性で13日に離脱したばかり。その穴は右足を負傷した5月の離脱時も含め、滝沢が何とか埋めてきた。だが、その37試合出場の高卒新人もウイルスの猛威に襲われてしまった。山田、長谷川、2軍から山野辺が緊急合流の見通しで苦難に立ち向かう。

踏ん張り時の9連戦は「中5日」を解禁する。16日からの日本ハム戦3連戦で先発の高橋、平井、与座は22日からの楽天戦3連戦も先発の見込み。松井ヘッドコーチ、打撃好調だった栗山、守護神増田もコロナで不在の窮地で、底力が問われる前半戦の締めとなる。

【関連記事】西武ニュース一覧>>