オリックス宮城大弥投手(21)が、8月度の「大樹生命月間MVP賞」のパ・リーグ投手部門に選出された。

8月生まれの左腕は、今季8月4試合に先発して3勝1敗、防御率1・14の成績を残し、自身初の月間MVPに輝いた。

「素直にうれしいです。一生懸命頑張ったので、結果がついてきて、良かったなと思います」

最も印象に残っている試合は8月27日の西武戦(京セラドーム大阪)でプロ初完封を記録した試合だと言い「何度か完封するチャンスはあったんですけど、初めてだった。自信につながった」と深くうなずいた。

今季目標の1つに「(山本)由伸さんに勝ちたい」と記してきた宮城は「めっちゃうれしいです。少し自慢したい」とにこやかな表情を見せた。

日頃から指導を仰いでいる能見投手兼任コーチから「投げやりに絶対なるな」と金言を授かり「その言葉を頭の中に入れながら」と状態向上に努めた。

シーズン最終盤となり、チームは逆転連覇に向けてラストスパート。宮城は「1試合1試合を大事にして、チームに貢献できるように頑張りたい」と力を込めた。