ロッテがオリックスに敗れ2連敗を喫し、自力でのCS進出の可能性が消滅した。取られても2度追いつく展開で、最後は突き放された。

先発佐藤奨真投手が5回途中に降板。1-1の5回先頭のオリックス太田に、勝ち越しソロ弾を浴びた。2者空振り三振に打ち取るも、連続四球を出したところで交代を告げられた。井口監督は「明日試合がないので、(ブルペン)総動員でいけるんで、(先発は)とりあえずいけるところまでいってほしい」と試合前に話しており、継投策に出て巻き返しを図った。

しかし、鳥に水を差される形で、主導権を握られ続けた。1点を追う6回1死一、三塁、オリックス太田の打席途中、カウント2-1の場面で鳥の大群が来襲。21分間の中断を経て、再開すると左前適時打を打たれ2点差に突き放された。7回には6号同点2ランで追いついた井上が「なかなか無いことだし不思議な間になって、ある意味空気を変えてくれたんじゃないかな」と吉“鳥”ととらえた。しかし、終盤の1発攻勢に屈した。

▽ロッテ佐藤奨(4回2/3 3安打2失点)「調子自体は悪くなかったのですが、四球を多く出してしまったことは反省するべきところ」