ロッテのロベルト・オスナ投手(27)が今オフ、日米争奪戦になる可能性があることが27日、分かった。

元メジャーのセーブ王は今年6月に入団し、4勝9ホールド9セーブ、防御率は0・64。150キロ台中盤の直球を軸に抜群の安定感を見せる。

働き盛りのクローザーには他球団も調査を進めており、今季推定年俸9000万円からの大幅増は必至。球団関係者は「メジャーも絡んでくると思うので簡単には決まらないと思う」と大型契約も視野に、長期戦も覚悟の上で残留交渉にあたる構えだ。

3試合を残してBクラスが確定した今季は、長年クローザーを務める益田が攻略されるケースが増えた。来季巻き返しへ、剛腕助っ人の残留で試合終盤の安定度を高められれば大きい。オスナはロッテ残留の選択肢もあることを関係者に伝えており、タイロン・ゲレーロ投手(31)とともにリリーバーの残留交渉が優先ミッションになる。ブランドン・レアード内野手(35)レオネス・マーティン外野手(34)は去就未定。ともに今季は高年俸に見合う成績を残せなかった。