日本ハム伊藤大海投手(25)が「サミングボール」と名付けた超スローカーブを披露した。
5回2死無走者の場面。角中に対しての初球に、ふわりとした計測不能のアーチを描く投球。場内も「おぉ~」と、どよめきが起きた。ちなみに判定はボール球だった。
伊藤は1年目の21年シーズンから時折、超スローカーブを投げている。2月に宮崎で行われた侍ジャパンの強化合宿でもブルペンで投じた際に「サミングボールで」と命名。サミングとは、伊藤が大好きな釣りで使われている用語。「釣りでベイトリールってやつがあるんですよ。(さおの)下ではなく上につけるリールで、親指で糸の出を調整するんです。それを『サミング』と言うんです。カーブも親指で(球筋を)調整しているので、サミングボールで」と、命名理由を説明していた。
WBCではサミングボールの披露はなかったが、帰国後初の公式戦登板で遊び心たっぷりに投球。その後、角中を空振り三振に打ち取ってガッツポーズを見せた。1回の守備では思わず尻もちをついて“テディベア”状態で投ゴロを処理するなど、ファンを魅了しながら5回無失点の快投。味方の援護がなく、勝利投手の権利は得られなかったが、シーズンを幸先よくスタートさせた。



