元阪神外野手の横田慎太郎氏が18日、午前5時42分脳腫瘍のため28歳で亡くなった。阪神球団が発表した。

鹿児島実から、13年ドラフト2位で阪神に入団。17年2月に判明した脳腫瘍の後遺症で球が二重に見え、プレーに影響が出たことで19年に引退を決断。引退試合となった2軍戦で中堅から本塁へ走者を刺したプレーは自身の著書として「奇跡のバックホーム」を記し、その後、ドラマ化された。阪神平田ヘッドコーチらが追悼のコメントを出した。

 

平田ヘッドコーチ「訃報を聞いて、ただただ寂しいし悔しい。横田は入団してきた時から常に全力でひたむきに野球に取り組む選手だったし、病気になってからも、鳴尾浜で毎日毎日朝早くに来て練習して、ベンチの中でも誰よりも声を出してチームを盛り上げてくれて、そういう横田の真摯に野球に取り組む姿勢、最後まで諦めない思いが、最後に奇跡のバックホームを生んだと思うし。そんな横田が、こんなにも若くして逝ってしまうなんて、なんて言葉に表したら良いのかわからない。我々コーチ、スタッフも含め、選手たちも横田と一緒にやってきた者も多いし、みんなが横田の生き様から感じる何かがあると思う。横田の意志をしっかり胸に刻んで、タイガースの中で受け継いで戦っていきたいと思います。諦めない子だから、病気との闘いは本当に苦しかったと思うし、最後までよく頑張った。どうか天国でゆっくりと休んでほしいです。心よりご冥福をお祈りいたします」

阪神梅野「突然のことでただただ驚いています。同期入団、同じ九州出身で担当スカウトが田中秀太さんと共通点が多く、本当に人懐っこくて面白い弟のような後輩で、プロの世界に入ってお互い頑張っていこうなと誓い合ってプロ野球生活がスタートして。横田といえば、寮の室内練習場で毎日毎日打ち込んでいる姿が印象的で、横田が開幕戦でプロ初スタメンになったシーズンも、一緒に戦って、嬉しかったり悔しかったり、いろいろな思いを共有してきた仲間なので、本当に残念という思いが1番です。横田の諦めない姿から自分もプロ野球選手として最後まで諦めずに戦い抜くという思いを強くしましたし、こうして野球ができることへの感謝の思いをもって、横田の想いも常に自分の中に持ち続けて、現役生活をまっとうしていきたいです。ご冥福をお祈りいたします」

田中秀太コーチ「横田は誰よりもひたむきに野球を一生懸命に頑張る子でしたし、病気とも一生懸命闘って、最後まで諦めずにここまで頑張ってきたので、どうか安らかに眠ってほしいという思いです。横田の想いも背負って、横田のような常に一生懸命に取り組む野球選手を育てていきたいと思います。心からご冥福をお祈り申し上げます」