筑波大が日体大に逆転勝利し、2勝1敗で勝ち点を奪った。保育園から大学まで同じルートを歩む田代旭捕手と宮沢圭汰内野手(ともに花巻東)の1年生コンビが今季初の勝ち点を呼び込んだ。
田代は「6番DH」、宮沢は「7番遊撃」でスタメン出場。1点を追う4回だった。2死一塁から田代が「2アウトから1人で1点というのは難しいので、後ろにつなぐ意識で」と、1ボールからの2球目を左中間に二塁打とし、2死二、三塁と好機を広げる。続く宮沢がフルカウントから四球を選び2死満塁に。その後、暴投と適時打などで一挙3得点、試合をひっくり返した。
宮沢は守備でもチームを救った。4点リードの8回、2点差に迫られ、なおも1死二塁のピンチで三遊間に飛んだゴロに反応した。打球に追いつくと三塁へランニングスロー。スタートを切っていた二塁走者を補殺し、相手の勢いを止めた。「1つずつアウトをという場面でああいうプレーができたので良かったです」とほっとした表情だった。
20年近く同じ空気を吸ってきた2人の仲は深い。田代が「生まれた時から隣にいます。家族より長い時間を過ごしています」と照れくさそうな笑顔を見せると、宮沢も「田代がキャッチャーだと、目が合うと二塁けん制が来るってわかります」と心が通じ合う。高校時代は花巻東で22年センバツ出場を果たし、大舞台も一緒に経験した。ゆりかごから共に育ってきた2人が、今度は「筑波ブルー」のユニホームで活躍を続ける。【黒須亮】



