阪神新外国人ハビー・ゲラ投手(28=レイズ)が22日、自慢の剛球で岡田彰布監督(66)を仰天させた。キャンプ第5クール初日、来日2度目の打撃投手で抜群の投球を披露。小幡、ミエセスを相手に20球を投げ、安打性の打球を許さなかった。小幡の1打席目で投げた2球目は来日最速の159キロを計測。ネット越しに見守った指揮官は「この時期であのくらいのスピード出たら、そらバッターもなかなか打てんと思うよ」とニンマリだ。

初夏を思わせる陽気の沖縄・宜野座で、「新助っ投」がさらなる熱気を呼んだ。空気を切り裂くような直球は、テレビ表示で大台160キロに迫る球速をたたき出した。本人も「2回目ということで、より心地よく投げられた。球自体は良かった」と手応え十分だ。

初めて打撃投手を務めた19日は岡田監督に制球の良さを絶賛された一方で、前川に右翼への柵越えも浴びた。2度目の投球では安打性も許さず、キレ味鋭い変化球も含めて4つの空振りを奪った。指揮官は「カットボールも速いから、真っすぐと思って空振りしとるわな」と再評価。中2日での進化について、ゲラは「いろんな日本の野球と言ったら大げさですけど、慣れつつあるのかな」と充実感を漂わせた。

虎実戦デビューは25日のオープン戦・中日戦(北谷)に決まった。中継ぎで1イニングを投げる。「もうセパ関係なく、1イニングやし、うまいこと投げさせていこうと思うけどな。めどというか、絶対いけるという感覚はあるからな」と、指揮官からの信頼は日に日に高まっている。ゲラは「準備はできています。持っているものを出すだけ」とサラリ。連覇への新戦力がスルスルとサクセスロードを走っている。【堀まどか】

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