5試合連続で3番に座った阪神森下翔太外野手(23)が2打席連続タイムリーの3打点と大暴れだ。

3回だ。1点を先制し、なお2死二、三塁の場面。初球を狙い打ちした。西武先発高橋の152キロの直球をややコンパクトに振り切ると、打球は三遊間を破り、左前に抜けた。「初球からしっかり自分のスイングができたと思います」。初対戦となった初回は変化球で遊ゴロに倒れたが、見事に修正した。

さらに3-0の5回だ。1死一、三塁の好機で直球を中前にはじき返し、4点目をたたき出した。これで直近5試合20打数7安打、打率3割5分と調子を上げてきた。

岡田監督も復調の気配を感じ取っていた。前日7日の6回1死満塁では、相手の好守に阻まれるも、一塁線へ痛烈な打球を放っていた。指揮官は「あの打席が昨日で一番価値ある打席と思う」と説明。さらにこの日も凡打を含めて打撃内容を評価。「(初回に)スライダーを三遊間(遊ゴロ)にいったら、次(直球を)センターに打つっていうかな。そういうので相手のバッテリーがどこ投げても打たれるみたいな感覚を持てばいい」と解説した。

あれほど湿っていた打線も7戦ぶり2ケタ安打と上昇気配だ。森下は前日7日の練習前に行われたミーティングでの指揮官の言葉が頭にあった。「監督が言っていた通り、真っすぐのタイミングで変化球打ち。変化球は泳がないと打てないよと言われたので、真っすぐでタイミングを合わしていました」。

真っすぐに合わせてポイントを前に置いたことで、152キロ直球打ちに成功。それでもまだ満足はしていない。「もっとチャンスを逃さない打撃を自分も含めてチーム全体が意識できれば、すごくまとまりのあるチームになると思う。そういうところを意識してやっていきたい」。好調森下が打線をさらに勢いづける。【村松万里子】

【関連記事】阪神ニュース一覧