ヒゲの救世主や! 阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が4安打1失点の好投で、来日初完投勝利を挙げた。

2年目の今年は右肩のコンディション不良で開幕こそ出遅れるも、5月中旬から無傷の3連勝。完投を直訴した助っ人を、岡田彰布監督(66)も大絶賛だ。チームも5カードぶりの勝ち越しで「日本生命セ・パ交流戦」の最下位から脱出。復調の兆しが見えてきた。

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中学時代、ビーズリーはアメリカンフットボールもプレーしていた。ポジションは花形のQB(クオーターバック)。「いい腕持ってるんで」と鼻高々だ。最近の練習ではアメフトボールを使って、キャッチボールする姿があった。「腕のタイミングがズレてる感じがする。特にフォークとか投げるんだったら、ちゃんと合ってないといいボールがいかないからね」。体と腕の連動させるため、肩に負担がかかりにくい大きなボールを握った。

疲れている時に少し体を動かすために使ったり、オフにはブルック夫人相手に投げ込むこともある。経験は野球に生きている? 「ノー! ボール持って走ってる時に、相手のヘルメットに手の甲が当たって骨折しちゃった。だから、どちらかと言うと野球に悪影響があるよ」。楽しそうに笑ったおちゃめな助っ人。慣れ親しんだボールも好投の助けになった。【阪神担当 波部俊之介】