勝ちたい気持ちがあふれ出た。西武栗山巧外野手(40)がユニホームを汚した。
「6番DH」でスタメン出場すると、2回1死の第1打席で日本ハム金村から中越えに約6年ぶりの三塁打。2死三塁となり、金村のワンバウンド投球を捕手田宮が一塁方向へ弾くのを見ると、一瞬自重したがホームへ頭から飛び込んだ。
間一髪でアウト。「(判断が)難しいところで。あの辺がもっと早めにね(スタートが)切れたらいいし。まあ、そこですね」と冷静に振り返ったが、悔しさのあまりホームベース上でしばらく突っ伏していた。
チームは5連敗で借金29。光が見えてこない。ただチームの象徴的存在であるベテランは「次の試合はまたフレッシュな試合になるから。それはそれで1イニング目のね、1球目から集中してやれるように。ゲームごとにフレッシュな気持ちで、どれだけやれるか。それだけだと思います」と揺るがなかった。
1つ上の順位も遠い。そんな状況でも、栗山の言う「フレッシュな気持ち」はベテランも若手も関係ない。まだ、シーズンは終わっていない。【黒須亮】



