プロ3年目の阪神岡留英貴投手(24)が大一番でプロ初セーブを挙げた。「結果そうだったというだけで、そんな考えてなかった」。勝ち越した直後の延長10回裏にマウンドへ。佐野を3球で左飛に打ち取ると、4番オースティンをスライダーで空振り三振。最後はこの日3ランを放っていた宮崎を三ゴロに仕留めた。

「目の前のバッター1人1人、いいバッターを抑えていっただけ」

強い心は地道な積み重ねのたまものだ。昨季は2軍で結果を残しながら、なかなか昇格できず。気づけば、YouTubeで「名言集」をずっと流していた。「誰が何を言っていたのかも覚えてないけど」。ひたすらプラスの言葉を見続け、自らを奮い立たせた。

春季キャンプMVPにも輝いた今年は違う。5月末に2軍調整となるとボールの強さを見直した。「周りを見たら良いボール投げる投手が多くて。そう思ってたけど、そう考えちゃダメって分かってる。自分のやることをやる」。周囲と比べてしまう自分も封印。「監督はボールを見ている」。ベクトルを自らの成長に合わせた。

この日は中継ぎ陣が奮闘。5回途中から登板した2番手島本は3ランを浴びたが、桐敷、石井は先頭打者を出しながらも無失点。ダブル守護神のゲラ、岩崎は3者凡退で7人目の岡留へつないだ。岡田監督は延長10回の起用に「最初から岡留やったけどな」ときっぱり。プロ3年目の右腕は「いつも通りです。いつも緊張してます」と笑顔で期待に応えた。【磯綾乃】

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