日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が、CSを勝ち抜くキーワードとして「高校野球」を掲げた。10日、エスコンフィールドで行われた全体練習に参加。シート打撃では3打数1安打と順調な調整ぶりを見せた。12日のCSファーストステージ・ロッテ戦から始まるポストシーズンは、早実時代のようなトーナメントのつもりで戦うことを宣言した。

   ◇   ◇   ◇

シーズン最終戦から中1日。清宮は疲れも見せず、実戦形式のシート打撃で池田から三塁線を破る二塁打を放った。「感覚が空きすぎちゃうよりは良かった。生きた球を見られたので」。好調な感覚を維持しながら、6年ぶりのCSへの準備を進めた。

短期決戦を勝ち抜くために必要なことも、すでに思い描けている。「体のコンディションを万全にしてピークを持ってくる。あとは高校野球を思い出してやれればと思います」。早実時代に何度も経験した一発勝負のトーナメント。当時は、甲子園のような大舞台でも「楽しかったっす」。プレッシャーよりもエンジョイが上回っていたという。

振り返れば、今のチーム内の約束事に通じる心構えだ。CSも高校野球も変わらない。「やっぱ負けたら終わりっていうところと、あとはもう(レギュラーシーズンの)成績は関係ないので、もう勝つだけ。みんながそこで1つになってやれるんじゃないかなっていう楽しみです」。勝ち進むことだけを考えている。

高卒新人だった6年前はCSファーストステージ初戦のソフトバンク戦で代打出場も二ゴロに倒れ、以降は出場機会がなかった。「短期決戦は素人同然なので」と話すが、「レギュラーシーズンとは全く違う雰囲気だった覚えがあります」。貴重な経験値を生かす時が、ついにやってきた。「あの時は場の雰囲気に圧倒されていたけど、そこを楽しめたら。逆にそれを味方に付けて勢いで勝ち上がっていければ」。主力として初めて臨むポストシーズン。自信を持って、大舞台に立つ。【木下大輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧