今年こそ! 日本シリーズが25日にみずほペイペイドームで開幕する。2年連続出場のソフトバンク小久保裕紀監督(54)は、先行逃げ切りを理想に掲げ5年ぶりの日本一奪還を誓った。セ・リーグを圧倒的な強さで制した阪神では中軸のドラ1トリオとNPB最長50試合連続無失点を樹立した石井大智投手(28)ら勝ちパターン投手を警戒。虎の必勝パターンを封じ、昨年の日本シリーズ敗退の雪辱を果たす。

   ◇   ◇   ◇

小久保監督は同じ名球会メンバーの阪神藤川監督との頂上決戦に胸を躍らせた。「2年前の名球会では同じテーブルだった。まさか2年後にこういう舞台でこうなっているとは夢にも思わなかった」。2年ぶりのセ・パ王者同士の対決。打倒阪神へのシミュレーションはバッチリだった。

打撃陣では森下、佐藤輝、大山のドラ1トリオを「チームの中心となっていて軸がしっかりしたチーム」と分析。投手陣では初戦に先発するエース村上を筆頭にあげ「2軍監督時代に鳴尾浜でよく見ていた村上君。あそこまで伸びるか、という印象」と急成長ぶりに驚いた。さらに「なんといっても」と切り出したのは盤石勝ちパターン。「レギュラーシーズンでほとんど点を取られなかった石井、クローザー岩崎を出させないのも勝つために必要」。石井はNPB最長50試合連続無失点で防御率0・17。岩崎は守護神として31セーブをあげている。先行逃げ切りを理想に掲げ「もちろん、ホークスはそういう戦いですから」と言い切った。

虎の必勝パターンを封じながら、こちらは藤井、松本裕、杉山のリレーで逃げ切る。「我々の戦いに持っていくことが一番大事。今年の中盤以降、非常に活躍した藤井、松本、杉山で締めくくるのがホークスの野球。その形に持っていくことが一番大事」。打線については「臨機応変、変幻自在」と日替わりオーダーも辞さない。先制点を奪い、僅差でも最大3連戦の日本シリーズを勝ち切る。左脇腹痛から1軍復帰した近藤も準備完了だ。

「泣いても笑っても1週間で終わり。選手を信じ切って、みんなへとへとで力を振り絞った戦いをやって、最後は日本一をつかみたい」。昨年のDeNAとの日本シリーズでは2連勝から4連敗で敗退。再び頂上決戦にたどり着いた小久保ホークスが、今年こそ栄冠をつかみきる。【只松憲】

<日本シリーズ開催要項>

(1)サスペンデッド・ゲームは行わない。

(2)第7戦までは延長12回で打ち切り。第8戦以降は延長回の制限なし。

(3)雨天などで中止の場合、その球場で順延とする。第1、2戦で中止の場合は、1日移動日を設け第3戦を行う。その際第5、6戦の間に移動日は設けない。第3戦以降に中止の場合も、第5、6戦の間の移動日は設けない。

(4)引き分けがあり、第7戦で優勝が決定しない場合は、翌日に第7戦を行った球場で第8戦を行う。さらに第9戦が必要な場合は、1日移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う。

(5)パ本拠地ではDH制を採用。

(6)全試合で予告先発を採用。

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧