阪神の今シリーズ初安打と初得点をたたき出したのは、短期決戦の申し子だった。
森下翔太外野手が1点を追う6回無死二、三塁で、ソフトバンク有原の150キロツーシームに食らいついて遊ゴロ。三塁走者の近本が同点のホームを踏み、続く佐藤輝の決勝打を呼び込んだ。「何かコトを起こせば1点入ると思っていた。ショートの位置は見えていた。でもどこに打とうとかではなく自分のスイングをしようと思った」と笑顔で振り返った。
チーム初安打も背番号1だった。初回2死の初打席で、プロ初対戦の有原から三塁線を破る電光石火の打球。スタンディングダブルを決めた。
23年の日本シリーズで新人史上最多7打点をマークして優秀選手賞を受賞。今季はDeNAとのCSファイナルでMVPを獲得した。「短期決戦は最後に1点多く取っていれば勝ち。その積み重ねで日本一になれると思う」。ポストシーズン男がこの先も躍動しそうだ。



