元中日監督の落合博満氏(71)が26日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演。鮮やかな逆転勝ちで阪神が先手を奪った日本シリーズについて言及した。

阪神が1点を追う6回無死一塁、打席に2番中野の場面。送りバントが定石と考えられたが、藤川監督は一塁走者・近本の単独スチールを選択した。

無死二塁となってから中野が転がした絶妙なバントが安打となって好機を広げ、中軸での逆転に成功した。

落合氏は「(近本は)その前、ヒットを打って走らなかった。そんなに(ソフトバンク有原の)クイックが速くないと感じでいたはず。スタートがめちゃくちゃ良かった」と分析。中野のバントについては「このバントがすべて。近本が走ったがために、うまくはまった」と勝負の潮目に挙げた。

落合氏は、8回から石井がイニングをまたいだ継投についても言及。「阪神は9回、どうするのかと思っていた。9回に岩崎を投げさせなかった、ここに阪神ベンチの不安が見えなくもない。この先、岩崎をどう使うか」と指摘。

その上で、両軍投手陣が持ち味を発揮した点を評価し「この先、あまり点の入らない試合が続くだろう。延長12回がラストとなれば、いいピッチャーをつぎ込んでいける」と2戦目以降を占った。