タカの逆襲だ。ソフトバンクが「SMBC日本シリーズ2025」第2戦で勝利し、1勝1敗のタイに戻した。CSファイナルステージ6試合で計11得点だった打線が爆発。14安打10得点を奪い、小久保裕紀監督(54)は日本シリーズ本拠地初勝利を手にした。山川穂高内野手(33)が3ランを含む5打点、周東佑京内野手(29)がシリーズ新記録となる1試合5安打。阪神デュプランティエを攻略した。
◇ ◇ ◇
就任2年目の小久保監督が記念すべき1勝を手にした。2年連続出場の日本シリーズで本拠地初勝利。昨年は福岡でDeNAに3連敗し、今季も第1戦を落としたが、5戦目でようやく白星だ。「昨年はここで3連敗してみなさんに勝ちを見せることができなかったのでうれしいです」。勝利監督インタビューの声も弾んでいた。
山川のスタメン起用が的中した。第1戦はベンチスタートもこの日は「6番一塁」で送り出した。CSファイナルは打率2割2分2厘も、その山川が決勝打を含む2安打1本塁打5打点の活躍。「昨日(第1戦)が終わった時点でファーストは山川と決めていました」。ベテラン中村は右股関節のコンディション不良で欠場。チームの中心選手不在の危機を救った。
初回に1点先制されたが、直後の2死一、二塁で栗原が同点打。なお2死一、二塁で山川が決勝の右中間2点適時二塁打を放った。小久保監督は「もちろん山川が素晴らしいバッティングで勝ち越したんですけど、その前の栗原の同点打。走塁ミスもあったんですけど、栗原の同点打があって今日の展開になった」。無死一、二塁で柳町が初球バントの構えでストライクを見逃し。二塁走者の柳田が飛び出してアウトになっていた。沈みそうな展開で再び流れを引き寄せた栗原にも称賛の言葉を並べた。
さらに周東は日本シリーズ新記録となる1試合5安打。小久保監督は「歴史に名を刻みましたね」と何度もうなずいた。14安打10得点で阪神を撃破。シーズンで驚異の奪三振率「11・22」を残した虎のドクターK、デュプランティエをKOした。CSファイナル6試合で計11得点だった打線がお目覚め。指揮官は「次につながる? いや、そんなことはない。相手ピッチャーも違うし。でも(柳町)達にヒットが出た。海野のノーヒットは想定内。それ以外の選手で乗り遅れた選手はいない」。これで1勝1敗のタイ。一切の油断はせず、第3戦から敵地甲子園に乗り込む。【只松憲】
▼ソフトバンクが2回までに9点を挙げ、10得点で快勝。シリーズで2回までに9得点したのは07年<3>戦の中日(1回7点、2回2点)以来18年ぶり2度目。なお、ソフトバンクの2桁得点は20年<2>戦(13-2)以来5度目で、イニング6得点は17年<1>戦の5回(7点)以来4度目。



