「球界最小兵」から陥落した身長164センチの西武滝沢夏央内野手(22)が再びジリジリと最小兵に迫ったことが6日、分かった。この日、新潟・上越市内で野球教室と後援会イベントに参加。125試合に出場した1年を終えての地元凱旋(がいせん)で、衝撃の事実を明かした。
母校・関根学園の渡り廊下で、不意に告白した。「聞いて下さいよ。この前、球団のメディカルチェックがあったんです。そこで身長測ったら163・8センチになってました」。高校時代から身長が163・8センチ、四捨五入しての公称164センチ。それが今年1月10日朝の計測で「ついに164・0センチになったんですよ」と喜びを隠せずにいた。
なのに2ミリ増えた11カ月後、再び2ミリ縮む。目立つのも仕事のプロ野球選手としてはおいしい。広島の今秋ドラフト3位、勝田成内野手(22)が163センチ。ひそかに動向を気にしていた滝沢はドラフト後に「それは、まあまあ」とやや動揺? した様子も「1センチしか変わらないですし、向こうは体格でかそうですし、並んだらたぶん僕のほうが小さく見えると思うんで」と張り合った。
一流選手たちも認める華麗な守備で、スターへの階段を上り始めた。FA加入の石井らとの争いが始まるが「この身長でもできることを見せるのが一番なので」と太い信念は貫く。地元の子どもたちからはキラキラと尊敬のまなざし。「同じくらいちっちゃいからでしょ」と流しつつ、こんな個性があることが大きいし、おいしい。【金子真仁】
◆プロ野球界の小兵 今季現役では滝沢(西武)の164センチが最も身長が低い。投手では石川(ヤクルト)山本拓(日本ハム)の167センチ。過去最小兵は兄弟選手の浜崎真二投手(阪急)忠治内野手(中日)の156センチ。ドラフト制後では162センチの鎌田圭司内野手(中日)坂本一将内野手(オリックス)がいた。163センチでは弘田澄男外野手(ロッテ、阪神)がベストナイン2度、ダイヤモンドグラブ賞5度と活躍。168センチの若松(ヤクルト)は通算打率3割1分9厘で「小さな大打者」と呼ばれた。



