巨人の貯金が消えた。2連敗で4月12日以来26日ぶりに貯金が消滅。勝率5割に戻った。試合後には主将の岸田行倫捕手(29)が呼びかけて緊急ミーティングを敢行した。
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岸田主将がナインを集めた。投手、野手を含めた全員での緊急ミーティング。5月に入って7試合で4敗目を喫し、これ以上ずるずると引きずるわけにはいかなかった。今季から主将を務める29歳は明確な意図を明かす。
「チームとしても苦しい試合が続いてる。なんとかもう1回、ここでみんなで頑張っていこうと。長いシーズンでこういう時もあると思うので、なんとかみんなで乗り越えていきたいなと思ってやりました」
伝えたかったのは暗くなりすぎないこと。若い力が積極的に起用されている今季。3、4月はルーキーの竹丸、田和、小浜らに加え、平山、浦田らフレッシュな選手たちの勢いで最大4の貯金を作った。岸田は「今、若い選手が多いですし、その元気だけはなくさずに明るく。雰囲気自体も暗くはならないように、は言いました」と重苦しい雰囲気を変えたかった。
話す内容だけでなく、タイミングもポイントになる。8年間主将を務めたチーム最年長の坂本に「こういう時ってやった方が良いですかね?」と相談し、坂本からも「俺もちょっと思ってた。でもキシのタイミングでやっていいと思う」と背中を押された。勝率5割。ここから上がるか下がるか。意を決した新主将の思いがナインを突き動かす。【小早川宗一郎】



