阪神木浪聖也内野手(31)が7年ぶりの一塁スタメンで攻守に躍動した。コンディション不良を考慮されて今季初めて欠場した大山の代役。「緊張しましたけど、行けって言われたところで行くだけ」。ルーキー時代の19年4月18日ヤクルト戦(神宮)以来となるまっさらな一塁に就いた。
見せ場はいきなりやってきた。1回1死一塁、ヒュンメルの三直に一塁走者の蝦名が飛び出し、三塁手佐藤の送球はワンバウンドだったが、木浪がうまくミットに収めて併殺を完成させた。本職は遊撃ながらこの日の“ファーストプレー”で好守披露。まさに準備のたまものだった。「何とか自分にきたボールはしっかり捕るとか、そういうのはできたと思います」と胸を張る。
唯一の得点を呼んだのも木浪だった。0-0の6回1死一、三塁で先発篠木から先制の中犠飛。「あそこは最低限」と攻守で存在感を出した。4回には左前打をマーク。スタメン出場も5月は初めてで4月22日以来だった。「これからも準備していきたい」と戦闘態勢は維持していく。
大山は10日以降も出場は不透明。ペナントレースは止まらずに進む。チームとしては痛手だが、頼れる男がいる。【只松憲】



