日本ハム先発の加藤貴之投手(33)が8回3安打無失点の好投で、リーグトップタイに並ぶ4勝目を挙げた。「(捕手の田宮)裕涼がいい配球をしてくれたし野手にも助けられた」と仲間の援護に感謝した。

オリックス打線は左投手の加藤貴に対して8人の左打者を並べてきた。試合前時点で対右打者被打率2割1分3厘に対し、対左が3割3分9厘と打ち込まれていたこともあったが、そんなデータをうっちゃった。7回は外角の変化球を引っかけさせ、左打者を3者連続二ゴロ。8つの二ゴロをさばいた助っ人の名前を挙げ「カストロには、いっぱい打球がいったと思う。感謝です」と最敬礼した。

ベテラン左腕の好投に新庄監督は推察。「はっきり覚えてないけど、ソフトバンク戦で伊藤君が『右バッター全部並べられるとラインが引けて打ち取りやすいんですよね』っていうことを言われてから僕、それ以降全部(右投手相手に)右バッターをやめたんですよ」。その上で「ラインが引けて打ち取りやすかったから、こういう結果になったんじゃないかな。ナイスピッチング」。8回わずか90球。敵の策を逆に味方につけたような絶妙な投球で、7連敗中だった大阪の鬼門をこじ開けた。【永野高輔】

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