阪神金本知憲外野手(40)が全開間近。第2クール3日目の7日、屋内練習場で初めて打撃投手を相手にフリー打撃を敢行し、サブグラウンドでは志願して予定外の外野ノックも受けた。10日からの次クールは、屋外での打撃練習を開始予定。沖縄の青空に放物線を描く。

 生きた球を打ち返す感触は格別だった。金本が、打撃投手を相手にフリー打撃を解禁した。12球目にクリーンヒットが飛び出す。低いライナーが続くと「(打球が)上がらんのう」と口にした。まるで沖縄の青空の下をイメージするように、屋内練習場でも打球の角度にこだわった。ときおり左手1本でバットの出方を確認しながら計70スイング。四方を壁に囲まれた打席で屋外の柵越えを想像させる打球を放った。

 練習後は和田打撃コーチに感触を質問されると「マシン(打撃)よりも打ちやすいです」と充実した表情。これまでティー打撃、マシン打撃を続けてきたが、生きた球を打ったことは大きな前進だった。

 もうひとつの封印も解いた。サブグラウンドで5日に続く2度目のゴロ捕。当初の予定は内野のみで25球程度だったが、沖縄の暖かさにも後押しされ外野ノックを今キャンプ初めて敢行した。この日は内外野で合計38球のノックを受けた。

 権田トレーナーは「外野ノックは本人がもう少し受けたいと言いました。まだ左ひざに不安を感じたということでもう少し筋力トレーニングが必要だが、痛みではないということです。非常にいい練習でした」。

 打撃と守備でステップアップして、ついに表舞台に出るメドも立ってきた。金本は第3クール中に屋外フリー打撃を解禁する見通し。左ひざの状態次第では、同クール初日の10日にも青空の下で打席に立つ。真弓監督は「もうちょっとしたら(屋外に)出てくるんじゃないか。(調子は)上がったり下がったりするだろうから、様子を見ながらでいい」と本人の意向を尊重する構えだが、不動の4番が青空に快音を響かせる時が近づいた。

 [2009年2月8日11時59分

 紙面から]ソーシャルブックマーク