関西独立リーグの神戸9クルーズ吉田えり投手(17)が9日、淡路島でキャンプ初日に、初ブルペンでナックル26球を投げた。近鉄時代、ナックルを投げるロブ・マットソンの球を受けたことがある衣川幸夫コーチ(34)も思わず「おー来たっ」。揺れが予測できず、捕り損ねる場面も。

 吉田本人は「指の力も腰のキレも落ちている」と不満顔。中田良弘監督(49)は「思ったより直球もいい。緩急が使えそう。早く実戦で投げさせたくなった」と話し、投球直後に手首を体側に引く独特の投げ方を「スナップ・ナックル」と命名した。16日のキャンプ最終日にシート打撃に登板させる方針。

 [2009年3月10日7時57分

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