<広島5ー3中日>◇16日◇マツダスタジアム
広島のエース前田健太投手(22)が、中日吉見とのエース対決を制し、ハーラー単独トップの14勝目を挙げた。7回に同点に追いつかれるなど苦しい投球だったが、味方打線の援護を得て3失点で完投。最多勝を争う吉見を直接対決で退け、チームの中日戦の連敗を11で止めた。
試合後の前田健は少し疲れた表情だった。初めて3試合連続で9回を投げ、この日は自己最多の153球。しかも、9回は1発浴びれば同点の状況で3回に2ランを打たれた和田を迎えた。「最悪やと思いながら投げました」と苦笑いしたが、遊ゴロに切ってチームの43年ぶり借金29転落も救った。「7回に同点に追いつかれて、責任感というか今日は最後まで投げるつもりでした」とエースは表情を引き締めた。
前田健は、名実ともにチームの顔になった。コカ・コーラの缶コーヒーブランド「ジョージア」が、プロ野球の歴代名選手から現役まで各年代のスター選手の肖像をデザインした「プロ野球オールスターズシリーズ」(全8種)を21日から全国で数量限定発売する。そのセ・リーグ00年代編で、前田健が広島の代表として登場する。各球団の代表選手は阪神鳥谷や巨人阿部ら実績十分のつわものばかり。前田健は4年目の若さで抜てきされた。同社では「人気も勢いもある選手で、注目度が高いですから」と選出理由を説明する。最多勝、奪三振、防御率の3冠を独走する右腕は「ここまで来たら、狙います」。力強く言い切った。【高垣誠】
[2010年9月17日8時12分
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