ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会2連覇を目指す侍ジャパンが14日(日本時間15日)、WBC4強をかけてベネズエラと準々決勝を戦う。阪神佐藤輝明内野手は13日(同14日)、27歳の誕生日を決戦会場のマイアミ・ローンデポパークで迎えた。スタメン起用の可能性もある昨季の2冠&MVPは決意新た。自ら祝砲を上げて井端ジャパンの勝利に導く意気込みだ。
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佐藤が決戦の地マイアミで万全の準備を整えた。練習で快音を響かせるローンデポパークは「思ったより狭いなと。力を抜いていきたい」とリラックスして臨むことができそうだ。昨季セ・リーグで40本塁打、102打点を挙げて打撃2冠とMVPに輝いた虎の大砲。大会初アーチにも期待がかかるなか、平常心で強豪ベネズエラ戦に向かう。
非公開練習が行われた13日(日本時間14日)、人生で初めて米国で誕生日を迎えた。「アメリカで誕生日は初めて? 当たり前でしょ」と笑いつつ「プレゼントください」と茶目っ気たっぷりに頬を緩めた。27歳での初ゲーム。誓いはひとこと「頑張ります」と力強く言い切った。
今大会は代打起用がメインだが、8日の1次ラウンド・オーストラリア戦(東京ドーム)では1点リードの8回1死一、三塁からの代打で左翼への適時二塁打で勝利を呼び込んだ。10日のチェコ戦では「2番右翼」でスタメン出場し、第1打席で左翼線へ二塁打を放つなど3打数1安打。右翼本命の近藤は12打数無安打と苦しんでおり、佐藤がスタメン起用される可能性が十分ある。猛虎自慢のパワーヒッターが自ら祝砲を放つことができれば最高だ。
マイアミ到着後、11日(日本時間12日)にはドミニカ共和国-ベネズエラのD組1次ラウンドをスタンドから視察した。森下、坂本とともに敵情をバッチリ予習。準々決勝の相手がベネズエラに決まり「盛り上がりすごいです。楽しかったです。トップ選手が集まっている。僕らも集まっているので」と27歳の初仕事に真っ向勝負で臨む。ベネズエラは1番アクーニャから、ガルシア、アラエス、Ws・コントレラス、ペレスと続くMLBスターの超豪華打線。先発はメジャー通算53勝の30歳左腕、ランヘル・スアレスが予告されている。立ちはだかる難敵を突破する姿を日本のファンが待ちわびている。
チェコ戦で受けた左手首付近への死球も「大丈夫です」と繰り返し無事を強調した。負ければ即終戦のしびれるトーナメント戦。背番号7が侍ジャパンの2大会連続世界一に一役買う。

