春場所を迎えた時、初土俵から負け越しなしだった幕内力士は4人いた。

▽大の里 2023年夏場所で幕下10枚目格付け出しデビューから17場所連続勝ち越し。

▽安青錦 23年九州場所での序ノ口デビューから14場所連続勝ち越し。

▽義ノ富士 24年夏場所で幕下60枚目格付け出しデビューから12場所連続勝ち越し。

▽藤凌駕 25年春場所で幕下60枚目格付け出しデビューから6場所連続勝ち越し。

いずれもすごい記録だが、4人のうち安青錦をのぞく3人は今場所で記録が途切れた。大の里は3連敗のあと4日目から休場。連続勝ち越し記録は止まった。義ノ富士と藤凌駕は、14日目に負け越した。

八角理事長は「どれだけ頑張っても勝てない時はある。負け越しに慣れちゃだめだけど、こういう時があってもいいんじゃないの。稽古に身が入るんじゃないか」と、その後の奮起に期待を寄せた。

勝つほどに、対戦相手から研究される。安青錦は14日目に勝って、7勝7敗で千秋楽を迎える。記録の継続もかけて、今場所最後の一番に臨む。【佐々木一郎】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)