王者・中谷正義(26=井岡)が、同級8位のアクセル住吉(29=関門JAPAN)を3-0の判定で下した。ジャッジ2人が119-109、1人が118-110の大差をつけて、3度目の防衛に成功した。

 中谷は序盤、スピード十分のジャブで組み立て、挑戦者にスキを与えない。中盤6回に偶然のバッティングがあり、その直後に左フックをもらって一瞬ヒヤリとする場面もあったが、そこでも左ジャブで立て直し、力の差を見せつけてタイトルを守った。

 狙っていたKO決着はならず「みっともない試合をしてしまったけど、最後は打ち合ってちょっとだけ沸いて良かった」と苦笑。「(世界戦は)今日のレベルでは、全然。1からやり直して頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と話した。