日本スーパーバンタム級王座戦は久我勇作(26=ワタナベ)が新王者となった。

 久我は初回のゴングと同時に飛びだし、乱打した。「ガードの上からでも1発たたけばペースが取れる」との狙いは的中し、2回にタオル投入でTKO勝ちした。王座決定戦だった初対戦で判定負けしてから1年2カ月。「この1年我慢してきたから」と、蓄積した思いを爆発させた。ワタナベジムでは練習生で入会した高1からのたたき上げ。試合直後のリングで「石本さんのおかげで強くしてもらいました」と、前王者に感謝の言葉を伝えた。