ボクシングの日本スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が6日に都内のJBCで行われ、同級1位末吉大(26=帝拳)、同級2位高畑里望(38=ドリーム)ともに100グラムアンダーの58・8キロでパスした。

 WBC、WBOでも世界ランクしている末吉は、11年6月のプロデビューから6年目、17戦目での王座初挑戦になる。同じ帝拳ジム所属の前王者尾川堅一のタイトル返上により、挑戦者決定戦が王座戦に変更になった経緯をふまえ、「尾川さんが持っていたベルトはほしい。ちょうど良いタイミング」と力を込めた。

 国内のスーパーフェザー級戦線は、世界王者になった内山高志、三浦隆司も引退し、新たな世代の芽吹きを待っている。15勝(10KO)1敗の末吉にも、後継候補の1人として期待がかかる。「まだ中間地点です」と目標高く、「圧倒的なパフォーマンスを見せたい」と誓った。