3年ぶりに関取に返り咲いた西十両14枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、復帰後初白星を飾った。167センチの小兵は、193センチの栃大海を押し出しで破り「最高です」と笑顔を見せた。

脊髄(せきずい)損傷の大けがで、23年夏場所に途中休場。土俵に立つどころか日常生活にも苦しみ、6場所連続で全休した。序ノ口に転落した24年名古屋場所に復帰。徐々に番付を戻し、今年3月の春場所は幕下で5勝2敗。23年夏場所以来の十両への復帰を決めていた。

この日は「母の日」。会場には約80人の応援団が詰めかけ、母の中村由美子さん(64)の姿もあった。十両復帰戦が母の日と重なり、炎鵬は「巡り合わせだと思う」と口にした。

大けがを負ってからは「悔いのないように最後までやりなさい」と背中を押されてきた。土俵に戻ってからも「毎日心配してくれている」と母に感謝しつつ「勝って白星を届けられた」と喜んだ。

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