ボクシングで2大会連続五輪金メダリストの初対決が、9日に米ニューヨークでゴングとなる。WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が8日に現地で行われた。

 V4戦となる王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)が58・5キロ、挑戦者でWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドウ(37=キューバ)が58・2キロで、リミットの58・9キロをクリアした。

 ロマチャンコは08年北京、12年ロンドン、リゴンドウは00年シドニー、04年アテネ大会の金メダリスト。究極のテクシャン対決とも言われている。リゴンドウはディフェンシブな戦いぶりから「面白くない」と、試合を敬遠された時期もった。今回は2階級差ある相手に挑戦と勝負に出た一戦だ。ロマチャンコは2戦目の世界挑戦は失敗したが、その後はプロ仕様へ改革に取り組んできた。体格差や勢いなどから、オッズではロマチェンコが優位となっている。