「ロックスター」中邑真輔(37)が、「毒蛇」ランディ・オートン(37)に試合をぶち壊された。バロン・コービン(33)とのシングルマッチに出場。必殺キンシャサのチャンスを邪魔され、試合もノーコンテストになってしまった。

 試合はコービンとお互いの意地を激突させる展開だった。中邑がキンシャサを狙えば、コービンもカウンターのディープシックスで返した。さらにエンド・オブ・デイズを狙ったコービンに対し、中邑が反動を利用して腕ひしぎ逆十字固めを決めた。一歩も引かない攻防を繰り広げた中邑はスピンキックでコービンを捕らえるとチャンスが到来。キンシャサを繰り出そうとした直後、乱入してきたオートンにRKOを食らい、リングで大の字となった。

 さらにコービンまでRKO葬したオートンは28日のPPV大会(米フィラデルフィア)で開催されるロイヤルランブル(30選手による時間差バトルロイヤル)の優勝を宣言するかのようにコーナーポストによじ登って勝ち誇った。28日のロイヤルランブル本番を前に、中邑はオートンに「おいしいところ」を持っていかれた形となった。