24歳で同級11位の松本亮(大橋)が27歳の王者ダニエル・ローマン(米国)に0-3の判定で敗れ、王座獲得に失敗した。
世界初挑戦の松本は効果的な連打を繰り出せず、速さで上回る王者を崩せなかった。ジャッジ3人のポイントで大差をつけられる完敗。昨年9月に久保隼(真正)を破って王座を獲得したローマンは初防衛に成功した。
戦績は松本が23戦21勝(19KO)2敗、ローマンは27戦24勝(9KO)2敗1分け。
◆松本亮の話 ずっと相手のペースでいってしまった。全然駄目だった。状態は今までで一番よかった。しょうがない。負けたから何も言えない。
◆元世界3階級制覇王者・八重樫東の話 いい試合だった。亮の出来は良かったがチャンピオンの出来も良かった。亮は打たれ強かったし、いいところはすごく出ていた。
◆ダニエル・ローマンの話 試合をコントロールできた。前に出てプレスをかけ続け、松本が疲れた後も続けられたことが勝因。指名挑戦者との試合の後は誰でもいいので王座統一戦をしたい。