元スーパーライト級王者の「新世代の怪物」野杁正明(25)が、オランダのモンスターの前に屈した。日本VS世界・7対7の第2戦のウエルター級3分3回で、対日本人無敗のジョーダン・ピケオー(28=オランダ)と対戦し、1回に左ハイキックからの右ストレートでぐらつかせた。2回も互角に近いファイトをみせて迎えた3回。右ストレート連打、右アッパーや飛びヒザ蹴りと長い手足を駆使した攻撃を浴び続けて3回を修了。0-2(29-29、30-29×2)の判定負けとなった。

ウエルター級王者久保優太(31)への挑戦権を懸けた戦いでもあった。対日本人9戦全勝となったピケオーは「次期挑戦者決定戦のつもりで戦った。久保選手、試合を見ていましたか。11月にタイトル戦をしましょう」と訴えていた。