K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹(23)が12月28日、ムエタイの強豪スリヤンレック・オーボートー.ガムピー(23=タイ)と56キロ契約で対戦する。名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)で戦うもので、主催のK-1実行委員会が21日、名古屋市内で発表した。

スリアンレックはムエタイ界で異彩を放つ軽量級屈指のハードパンチャー。主戦場のラジャダムナンスタジアムでは、常にメインイベントかセミファイナルにマッチメークされている。前蹴りとパンチの連打で襲いかかり、打ち合いで一歩も引かないアグレッシブなファイトスタイルは、まさにK-1向きと言える。

迎え撃つ武居は6月両国大会では現役王者として世界最強決定トーナメントに出場、3試合全てKO勝ちして、最強を証明した。しかし、昨年12月の大阪大会では、ラジャダムナンスタジアム・ミニフライ級王座獲得歴のあるヨーブアデーン・フェアテックス(24=タイ)に、辛くも延長判定勝ち。「去年はムエタイをなめていた。今回は年末にしっかり倒して、いい新年を迎えたい」と気を引き締めた。

「スリヤンレック選手はヨーブアデーン選手よりK-1向きで、6月のトーナメント出場メンバーより強い。自分が倒されるくらいに強いという声もあるが、倒されない」と武居はKO勝ちを約束した。