シングルマッチからスタートし、21選手が1分ごとに登場していく、時間差バトルロイヤルは最後にオーエンズ、ファレ、BUSHI、矢野の4選手が残り、5日の「KOPW 2021決定戦 4WAYマッチ進出権」を獲得した。

場外に落ちても負けとなるこの試合。同ユニットで手を組む選手もいれば、なりふり構わず襲いかかる選手もいた。他選手がかけた技のあとにフォールする本間や、いつものように鉄パイプを持ち、1分たたずに反則負けになるDOUKIなど、普段は見られない光景が次々と起こった。一時は10人近い選手がリング上で入り乱れ、目まぐるしく展開が変わった。

最初に登場した石井とオーエンズが30分過ぎまで残る大健闘を見せ、後半には昨年12月に病から復帰した4代目タイガーマスクも登場。いきなりトップロープからボディアタックを見せるなど、元気な姿を見せた。156キロのファレは次々と選手を抱え、場外に投げ飛ばした。

最後はKOPWのタイトルを持つ矢野が登場したが、なんとその前にリング上は、オーエンズ、ファレ、BUSHIの3人になっており、その前に試合終了。「怖い怖い」と言いながらゆっくりと近づいてきた矢野は、リングに上がることなく勝ち残り。「私はこの激闘を勝ち抜き、明日はさらなる激闘を勝ち抜くであろう」とコメント。その態度にファレは「ろくにリングに上がらず、ずる賢いことしやがって」と怒りが収まらなかった。

一方、リングサイドで身を隠し? ながら勝ち残ったBUSHIは「俺はリングサイドにいただけ。必勝法を思い付いたよ。それは参加しないことだ」と話した。