昨年12月にK-1スーパーバンタム級王座を返上し、3月にボクシングデビューを控える武居由樹(24=大橋)にとって最高の予行演習となった。

元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)と好ファイトをみせた。バンタム級でプロデビューを予定している武居はサウスポースタイルからK-1時代もみせていた左アッパーの連打などを披露。リーチの長さも生かし、2階級下の木村に的確なジャブも繰り出した。

K-1時代、興行メインイベントも務めてきた大舞台の経験もあり、ボクシングのリングでも堂々としたファイトだった。K-1ルールと同じ3分3回だったこともあり、武居は「ボクの土俵だったのかなと。ジャブは当たるなと感じた」と収穫があった様子。3月11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル76大会(日刊スポーツ新聞社後援)での高井一憲(34=中日)とのデビュー戦に向け「ボクシングでのリングや緊張感を味わうことができたと思う」と手応えも口にしていた。

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