シングル戦10分1本勝負で組まれた新日本VSノアの若手対決は時間切れ引き分けとなった。20年10月にデビューしたノア矢野安崇(21)が、21年8月にデビューした新日本の藤田晃生(19)と対決。同じ愛媛県出身、レスリング経験者の両者はグラウンドの攻防から気合の入った表情で対抗戦らしく意地をぶつけあった。

【新日本vsノア対抗戦】詳細ライブ速報

矢野が手首を固めて攻め込み、先手を握った。藤田のビンタを浴びると、馬乗りになってビンタ返し、エルボー打ち、さらなるビンタ、踏みつけ、腕がらみで攻め込んだ。さらに左腕を踏みつけて集中攻撃した。しかし藤田のブレーンバスター、ダイビング・ボディープレス、ドロップキック、エルボーで反撃されると、さらに逆エビ固めで苦しめられた。何とかロープ回避すると両者ともにエルボー連打の応酬。残り30秒、矢野が藤田の逆エビ固めで攻め込まれたものの、何とか時間切れ引き分けに持ち込んだ。

試合後もぶつかり合うように張り手を打ち合い、にらみあった。矢野は「くそ~、今日だけは、どうしても勝ちたかったです」と悔しそうな表情。藤田は「自分は別にプロレスリング・ノアの選手や、プロレスリング・ノアのことを嫌いとか、そんな感情はありません。でも! 新日本プロレスは、日本で1番の、世界で1番の団体です。そこは何があっても譲らないです。矢野安崇! いつかどこかで、もう一度、俺と勝負しろ! 必ず、俺が勝ちます」と将来的な再戦を求めた。