ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が9日、さいたまスーパーアリーナで王座統一戦に臨む。元3団体統一同級王者で世界的スター選手の現IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)と対戦。

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2団体の世界王座が懸かるミドル級世界戦は、日本ボクシング史上最大規模のビッグマッチとなる。

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★村田-ゴロフキン戦興行アラカルト★

◆最大規模興行 88年と90年に東京ドームで開催されたマイク・タイソン戦は平成のバブル絶頂期で総費用20億円と国内最大規模だった。このタイソン戦を手掛けた帝拳ジム本田会長が「時代も違うけれど、タイソン戦の時よりもかかっている」と説明。20億円以上の最大規模イベントとなる。

◆ファイトマネー 推定でゴロフキンが15億円、村田が5億円のファイトマネーといわれる。なお、ゴロフキンは19年に6試合契約でDAZNと約1億ドル(約120億円)の巨額契約を結んでいる。

◆VIP待遇 大物のゴロフキンは新型コロナウイルス感染予防対策もあり、都内一等地の5つ星ホテルに宿泊。スイートルームのある1フロアを貸し切り、10日間の滞在費は4500万円。

◆チケット リングサイドA席は22万円。90年に東京ドームで開催されたタイソン-ダグラス戦の15万円を上回る金額に。なお、昨年12月の井上尚弥の約2年ぶり国内防衛戦の応援席チケット、SRS席も15万円だった。コロナ禍の感染予防もあり、75%の観客収容ながら、本田会長は「チケット販売で収支はクリアした」。