賞金100万円をかけた10分1回のグラップリングタッグマッチは、ドローに終わった。

レスリング16年リオデジェネイロ五輪銀の太田忍(28=パラエストラ柏)が中村大介(41=夕月堂本舗)と組み、所英男(44=リバーサルジム武蔵小杉・所プラス)、金原正徳(39=リバーサルジム立川ALPHA)組と対戦。試合時間内に一本を2回先取したチームの勝利となるタッグマッチだが、両チーム1度も極めることはなく試合終了となった。

それでも、レスリングの赤いシングレット姿で登場した太田は、存分にタッグマッチを盛り上げた。20年大みそか大会の総合デビュー戦で、腕ひしぎ十字固めを決められ、苦杯をなめた所と激突。勢いよく飛び出すと、所を力任せに投げ飛ばすなど、見せ場を作った。

太田は試合後「負けたくなかったので出場した。極められなかったですけど、最後はいいところも見せられた。MMAで極めるところを見にきてください」と、この日に開催がアナウンスされた36大会(7月2日、沖縄アリーナ)への出場に意欲を示した。

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