フェザー級王者への階段を1つ1つのぼっていく。

元KSWフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル、32=ボンサイ柔術)が萩原京平(26=SMOKER GYM)を1回一本で退け、RIZIN無敗の5連勝とした。

柔術界の鬼神がアンダーグラウンドエンペラーを瞬殺した。勢いよく飛び出してきた萩原にカウンターの右ストレートを受けて左目じりをカット。それでも、すぐに組み付いてバックを奪うと、そのまま裸締めで締め上げた。宣言通りのバックチョークで、「何か起こる」と話した相手にほぼ何もさせず。RIZINでは、5戦連続の一本勝ちとなった。

フェザー級のタイトルマッチ挑戦を要求してきたクレベルにとって、萩原との対戦は、負けた時のリスクが大きい一戦だった。それでも「私は一段一段のステップアップを考えている。自分のイメージでは、これがトーナメントのセミファイナルで、勝ったらファイナル。少しずつやっていくだけ」と、高い集中力を発揮した。派手にカットこそしたが、冷静に自分の仕事に徹した。

試合後は、感情が爆発した。勝利の興奮を抑えきれず、リング上を縦横無尽に駆け回った。マイクでは「牛久! 逃げないでください」と、声を荒らげながら同級王者牛久絢太郎にタイトルマッチを要求。クレベルが満を持して、フェザー級最強を証明する戦いに挑む。

【RIZIN】クレベル・コイケが萩原京平に勝利 5戦連続の一本勝ち/ライブ速報