WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)がリベンジ達成で5度目の防衛に成功した。04年9月以降、約18年間負けなしの元世界4階級制覇王者となる同級1位ドニー・ニエテス(40=フィリピン)の挑戦を受け、3-0判定勝ちを収めた。
◇ ◇
40歳の挑戦者ニエテスは「距離をうまく詰め切れなかった」と敗因を分析した。開始から井岡の左ジャブにペースを支配された。その左ジャブに合わせて右クロスを何度かヒットさせたが、スピードについていけず単発に終わった。後半に井岡のパンチで両目尻をカットしたことも影響した。04年9月以来18年ぶりの敗戦にも「ひとまず休んで、試合をアレンジしてくれる機会があればそれに従う」と現役続行を示唆した。