新日本プロレスの50周年を記念した音楽イベント「シンニチイズム ミュージックフェス」(日刊スポーツ新聞社後援)が17日、東京・国立代々木競技場第1体育館で開催された。新日本を彩ってきた選手のテーマ曲40曲が、入場シーンや必殺技、名場面の映像とともにフルバンドで生演奏された。

歴代ワールドプロレスリングテーマ曲で開幕すると、タイガーマスク「おまえは虎になれ」を松崎しげるが熱唱。その後、中村あゆみ、マーティ・フリードマン、VOWWOW山本恭司、高中正義ら豪華ミュージシャンが出演し、臨場感たっぷりの演出で盛り上げた。

獣神サンダー・ライガー、棚橋弘至、内藤哲也、武藤敬司、蝶野正洋ら、レジェンド・現役プロレスラーも多数登場。トークショーに「ドラゴン・スープレックス」で登場した藤波辰爾は、「ワールドプロレスのテーマ曲が懐かしかったね。本当に興奮します。曲と一緒に思い浮かべてくれるのはうれしい」と感慨深そうに話した。

フィナーレとなった40曲目は、10月1日に心不全で死去した新日本の創設者アントニオ猪木さんの登場曲「炎のファイター」。最後は、猪木さんの掛け声VTRで、ミュージシャン、全選手、観衆が「1、2、3、ダー!」で締めくくった。