プロボクシングIBF女子世界バンタム級タイトルマッチは10日(日本時間11日)、英リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで開催される。

9日(日本時間10日)には同地で、同級王者エバニー・ブリッジズ(36)、挑戦者となる同級1位シャノン・オコンネル(29=ともにオーストラリア)が前日計量に出席。Tシャツを脱ぎ捨て、シースルーのランジェリー姿になって体重計に乗り、リミット(53・5キロ)よりも100グラム少ない約53・4キロでクリアした。またオコンネルは300グラム少ない約53・2キロでパスした。

両者ともに計量パス後、写真撮影に応じたが、ベルトを持って間に入った英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン代表もタジタジの困惑気味の表情だった。

肉体が透けてみえるシースルーのブラとアンダウエアから露出したブリッジズの素肌には自らの有料SNS「Only Fans」の宣伝プリントが施してあった。インスタグラムに約55万9000人のフォロワーを持ち、ブロンド・ボンバーが愛称の人気ボクサー。SNSのフォロワーに向けてブリッジズは「私のトレーニング、日常生活、すべての楽しいものから独占的なコンテンツを手に入れることができます。他では見られない限定コンテンツを手に入れましょう。後悔させないわ」と加入を呼びかけていた。

一方、同じオーストラリア出身のオコンネルは王者の振るまいに怒り心頭の様子だ。数日前の地元紙インタビューで「卑劣なストリッパー。若い女性の悪いお手本だ。彼女を打ち砕いて(パフォーマンスを)止めさせたい」とブリッジズを倒す覚悟を示していた。