2月の東京ドーム大会で現役引退する武藤敬司(60)が代理人を務める「悪の化身」グレート・ムタが、思い出の地、横浜でラストマッチを行った。かつてWCWで抗争を繰り広げた最大のライバルにして盟友のスティング(63)らと夢タッグを結成した。

入場曲は「MUTA」。サイレンのように鳴り響くと、会場は沸きあがった。

毛の生えた赤色のコスチュームに赤の頭巾をかぶり、背中に染め抜かれた「BYE BYE」の文字。頭巾を取り去ると、nWo時代のペイントをほうふつとさせる黒色のラバーマスクに、こちらも「BYE BYE」の文字が浮かび上がっていた。