K-1女子フライ級王者KANA(30=K-1ジム三軒茶屋シルバールフ)が年間最大の祭典ケイズフェスタ6大会(3月12日、東京・代々木競技場第1体育館)でキック世界3冠王フンダ・アルカイエス(35=トルコ)と2度目の防衛戦に臨むことが2日、発表された。

WBCムエタイ、WAKO、FEAの3タイトルを保持しているアルカエイエスの挑戦を受けるKANAは同日、都内のホテルで会見に臨んだ。

当初はK-1サイドからノンタイトル戦でオファーを受けていたが、KANAが防衛戦として組むことを希望したという。海外の強豪に2連続KO勝ちと好調をキープしており「世界タイトルも3つ持っている。(欧州拠点のキック団体)GLORYでも実力者とやっている。どんなスタイルで、どんなに身長差があっても勝てるという自信が生まれているが、現状に満足していない。K-1が最強であることを証明したかった」と王者の風格を漂わせた。

アルカイエスはキックが強く、試合を組み立てる技術もあるという。KANAは「蹴りが得意な選手は初めて。この対戦相手は1週間前ぐらいに決まった。本当に決まった以上は絶対に勝つと相手は思っている。自分も世界の強豪と戦いと思っていた。頭を使って試合しないとしっかり勝てない相手。自分の中ではこのぐらいの選手はしっかりKOで防衛したい。ぜひ注目してほしい」と力強く宣言していた。