プロボクシング前4団体統一バンタム級王者でWBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(29=大橋)が7月25日、東京・有明アリーナでWBC、WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(28=米国)に挑戦することが29日、正式発表された。井上が3月中旬に拳を負傷し、5月7日に横浜アリーナで予定されていた同カードが7月延期になると3月22日に発表されていた。

試合日程を発表した所属ジムの大橋秀行会長(58)は「あらためて、延期を承諾してくれたフルトン選手、調整にご協力頂いた関係者の皆様、そして何よりも楽しみにしていただいているファンの皆様に対し、深く感謝申し上げます。新たな日程までに必ずや全開の井上尚弥に仕上げ挑戦させますので、ご期待の程、よろしくお願い致します」とコメントしていた。

負傷した拳の腱(けん)の回復までには約1カ月かかるとされているが、既に井上は負傷部分以外のトレーニング、ジムワークを再開している。