女優、RISEラウンドガール、格闘家で三刀流の宮原華音(27)がプロデビュー戦で金子久美子(26)に1R39秒でKO勝ちした。

コーンロー仕様の髪形で決め、紺色と銀のコスチュームで登場。開始早々にワンツーを見舞い、鋭いミドルキックを連発。最後は右フックを顔面に何度もたたき込み、鮮やかにKO勝ちした。勝った瞬間、トレーナーと抱き合って喜びを爆発させた。その後は左手で銀色の勝利者トロフィーを掲げ、意気揚々とマイクをつかんだ。

「(ラウンドガールの)『R-1SE Force2023』の宮原華音です。今日はありがとうございました。選手の1人として見ていただけるように、これだけたくさんの方に応援に来ていただけたので、絶対にやってやろうと思っていました」と豪快にあいさつした。

女優、ラウンドガール、プロ格闘家の“三刀流”を貫いた。試合後は、平然な顔でオレンジと金色のコスチュームと猫耳のカチューシャを身にまとい、ラウンドガールとしてリングに立った。

14日に公開された「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」(坂本浩一監督)には、女忍者としてキレのある動きを披露。20日の前日計量での会見では「どれも中途半端じゃなく、しっかり女優としても映画が公開中ですし、ラウンドガールとしても明日しっかり立って、ちゃんと三刀流だったなと言わせるように頑張りたい」と宣言していた。170センチの「ハイキック女子」が大輪の花を咲かせた。

◆宮原華音(みやはら・かのん)1996年(平8)4月8日、秋田・湯沢市生まれ、東京育ち。小2で両親の勧めで空手を始める。流派は国際松濤館。小4から国際松濤館の全国大会3連覇。小5では全日本少年少女空手道選手権大会(女子・組手部門、全空連主催)で優勝。中学でも空手は継続し、陸上部にも所属。12年度「三愛水着イメージガール」に最年少で就任。14年に「ハイキック・エンジェルス」で映画初主演。19年に日体大卒業。22年5月から立ち技打撃格闘技興行「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」としても活動中。現在の所属事務所は「FIRSTORDER AGENT」。170センチ。