プロボクシングWBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉(27=帝拳)が2戦連続KO勝ちで世界再挑戦へ、はずみをつける。

5日、東京・後楽園ホールで開催されるのWHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT特別版で、フィリピン同級12位ジェイソン・ブリーリョ(22)との同級10回戦を控える。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット(48・9キロ)でパス。ブリーリョも47・7キロで一発クリアした。

今年4月にジェローム・バローロ(フィリピン)に3回KO勝ちして以来、約4カ月ぶりのリング。好戦的なサウスポーとなるブリーリョとメインイベントで激突する岩田は「相手はパワーがある。そういう選手と自分は相性が良いし、好きなので。必ずKO決着になると思う。自分のボクシングを楽しみたい。見ている人もエキサイトしてくれるのでないかと思う」と自信の笑みを浮かべた。

同級の世界ランキングで、WBC2位を筆頭にWBAとWBOでは3位にランキングされる。昨年11月、WBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定負けして以来の世界再挑戦を見据えた“世界前哨戦”という意識を強く持つ。岩田は「しっかり自分のボクシングをして良い内容で勝てば良い方向にいくのではないかと思う」と静かに闘志を燃やしていた。